Wi-Fi 接続ログv1.3.2 / Windows 11

研究室のWi-Fiにつながっていた時間から、毎日「何時に来て何時に帰ったか」を勤怠シートのように表示します。研究室のメンバーどうしで共有することもできます。

記録の画面。日ごとに来た時刻・帰った時刻・滞在時間と、0時から24時の帯グラフが並ぶ(サンプルデータ)
ダウンロード(zip) WifiLog_v1.3.2.zip / 管理者権限は不要 / インストールは約5分
記録はあなたのPCの中だけに保存されます

このページで配っているのはプログラムだけです。記録はあなたのPCの中にあり、配布した人を含め、ほかの誰にも見えません。研究室のメンバーと共有すると決めた場合だけ、研究室のWi-Fiにつながっていた日付と時間帯を共有ページに送ります。

しくみ

PCが5分おきに「今つながっているWi-Fiの名前」を記録し、研究室のWi-Fiにつながっていた時間を滞在時間として数えます。

  1. 記録: Windowsのタスク スケジューラが、5分ごとに裏で記録します。画面には何も出ません。
  2. 保存: 記録は C:\Users\(ユーザー名)\WifiLog\wifi_log.csv に1行ずつ増えていきます。1年で約3MBです。
  3. 表示: 記録の画面を開くと、1ヶ月分が勤怠シートの形で並びます。開いたままなら5分ごとに自動で更新されます。

精度は±5分程度です。PCの電源が切れているとき、スリープ中(ふたを閉じている間)、有線LANだけのときは記録されません。

インストール

zipを展開して install.bat をダブルクリックするだけです。使うのは最初の1回だけです。

  1. zipを展開する: ダウンロードした WifiLog_v1.3.2.zip を右クリック →「すべて展開」。zipを開いたまま中身を実行すると失敗します。
  2. install.bat をダブルクリック: 青い「Windows によって PC が保護されました」が出たら、「詳細情報」→「実行」を押します。
  3. 位置情報をオンにする(必要なときだけ): Windows 11ではWi-Fi名を読むのに位置情報の許可が必要です。オフなら設定画面が自動で開くので、次の2つをオンにして、黒い画面で Enter を押します。
    • 位置情報サービス
    • デスクトップ アプリが位置情報にアクセスできるようにする
    位置情報そのものは記録しません。
  4. 黒い画面の表示を確認する: [1/5]〜[5/5] が緑色で出れば成功です。途中で、過去の接続履歴が見つかった期間も表示されます。
  5. 記録の画面が開く: 最初の記録が入っていれば完了です。「まだ記録がありません」なら5分待って F5 を押します。

展開したフォルダは、インストール後に削除してかまいません。

2回目以降の開き方

いちばん早いのは Ctrl + Alt + W です。どこからでも、いつものブラウザ(Chromeがあれば Chrome)の新しいタブで開きます。

Ctrl + Alt + Wキーボードだけで開く
Chrome のブックマーク最初に開いたとき Ctrl + D で登録。ブックマーク バーに置くとクリック1回
スタートメニューWindows キー →「wifi」と入力 → Enter
デスクトップ「Wi-Fi 接続ログ」のアイコン
エクスプローラー左側の「WifiLog」フォルダ → viewer.html

開いたタブはそのままにしておくと、5分ごとに自動で更新されます。共有している場合も、このタブが開いているあいだにデータが送られます。

展開したフォルダの app の中にある viewer.html はインストール用のコピーで、開いても記録は出ません。

画面の見方

1行が1日です。「研究室」を選ぶと、来た時刻・帰った時刻・滞在時間が並びます。

画面の場所内容
右上「最終記録」最後に記録された時刻。20分以上古いと黄色で警告が出ます。
右上「表示: 自動」押すたびに ライト → ダーク → 自動 と切り替わります。「自動」はWindowsとChromeの設定(ダークモードかどうか)に合わせます。
右上「研究室のメンバーと共有…」共有の設定を開きます。共有中は「共有中: 〇〇研究室(送信時刻)」と出ます。
年・月左上の年と月を押すと、一覧から選んで好きな月に移れます。◀ ▶ で前後の月、「今月」で今月に戻ります。
研究室にいた時間・来た日・1日平均その月の研究室のWi-Fiの集計です。
「研究室」ボタン研究室のWi-Fiをまとめて表示します(はじめはこれが選ばれています)。
研究室のWi-FiのボタンクリックでそのWi-Fiだけを表示します。Ctrlを押しながらクリックすると組み合わせて見られます。数字はその月の接続時間です。
「その他の接続」押すと、自宅や駅など研究室以外のWi-Fiの一覧が開きます。チェックを付けたWi-Fiを表示し、複数にチェックすると合計します。今月よくつないだ順に並びます。「選択を解除」で研究室の表示に戻ります。研究室以外では来た・帰った・滞在の列は出ません。
来た・帰った・滞在その日の最初の接続、最後の切断、接続時間の合計(時:分)です。研究室のWi-Fiを選んでいるときだけ表示されます。
この月をCSVで書き出し勤怠の表をExcelで開けるCSVで保存します。
CSVを開く別のPCの wifi_log.csv などを読み込んで表示します(画面へのドラッグでも可)。

帯グラフの色

  • オレンジ〜黄色系の太い帯: 研究室のWi-Fi(Wi-Fiごとに色が少しずつ違います)
  • 斜線の帯: インストール前の推定(過去の接続履歴から復元)。色は選んでいるWi-Fiの色になります
  • 細い灰色の線: その他の接続(自宅など)。その他の接続を選ぶと、緑・青・紫などオレンジ以外の色で表示します
  • 空白: PCがオフかスリープ中

帯にマウスを乗せると、正確な時刻が出ます。0時をまたぐ接続は日ごとに分けて数え、帰った時刻は「24:00」と表示されます。同じWi-Fiの記録の間が15分以内なら、つながったままだったとみなします。

研究室のWi-Fiを設定する

画面の「研究室のWi-Fiを設定」から、どのWi-Fiを研究室として数えるかを選べます。

はじめは Buffalo-5G-9360 Buffalo-2G-9360 utwlan-w utwlan-x の4つが研究室になっています。研究室が違う場合は、自分の研究室のWi-Fiにチェックを付け直して「保存」を押します。

  1. 記録の画面で「研究室のWi-Fiを設定」を押します。
  2. これまでに記録されたWi-Fiが一覧で出るので、研究室や大学のものにチェックを付けます。
  3. まだ記録にないWi-Fiは、下の欄に名前を入れて「追加」します。
  4. 「保存」を押すと、オレンジ〜黄色系の色でまとまって表示されます。

設定はブラウザに保存されます。ChromeとEdgeの両方で開く場合は、それぞれで設定します。

研究室のメンバーと共有する

共有ページのリンクを記録の画面に貼り付けるだけで、研究室のメンバーの滞在が1つのページに並びます。

共有ページ。今日の各メンバーの来た時刻・帰った時刻と在室中の表示、月ごとの来た日を色の濃さで並べた表(サンプルデータ)
  1. リンクをもらう: 研究室で共有ページを用意した人から、https://…workers.dev/#r=… の形のリンクをもらいます(まだ誰も用意していなければ、次の章を見てください)。
  2. 記録の画面で貼り付ける: 右上の「研究室のメンバーと共有…」を押し、リンクと、共有ページに出す名前を入れて「共有を始める」を押します。
  3. 確認する: 右上に「共有中: 〇〇研究室」と出れば完了です。「共有ページ」を押すと、みんなの様子が見られます。

共有ページで見られること

  • 今日: メンバーごとの来た時刻・帰った時刻・滞在時間。最後の送信が15分以内で研究室のWi-Fiにつながっていた人には「在室中」と出ます。
  • 月の一覧: メンバー×日付の表で、研究室にいた時間を色の濃さで表します。来た日数・合計・平均も出ます。
  • メンバーごとの勤怠: 名前を押すと、その人の1ヶ月分の来た・帰った・滞在が並びます。

送られるもの・送られないもの

  • 送られる: 表示名と、研究室のWi-Fiにつながっていた日付・時間帯(直近2ヶ月分)。
  • 送られない: Wi-Fiの名前、自宅など研究室以外の記録、PCの情報。
  • 送るタイミング: 記録の画面を開いているあいだ、変化があったときだけ5分ごとに送ります。画面を閉じているあいだは送りません。

共有をやめる

右上の「設定」→「共有をやめる」を押すと、共有ページから自分のデータが消えます。表示名を変えたいときも「設定」から変えられます。

共有ページを用意する

研究室で1人だけが、Cloudflareの無料枠で共有ページを作ります。ブラウザだけで設定でき、約10分です。

まず共有サーバーのファイル(share_server_v1.3.1.zip)をダウンロードして展開します。中の worker.js を使います。Cloudflareの画面の名前は変わることがあるので、見つからないときはCloudflareの公式ドキュメントで「Workers」「D1」「Bindings」を確認してください。

  1. Workerを作る: Cloudflareにログインし、「Workers & Pages」→「作成」→「Worker」→「Hello World から始める」。名前(例: wifi-share)を付けて「デプロイ」します。
  2. プログラムを貼り付ける: 作ったWorkerの「コードを編集」を開き、中身を全部消して worker.js の中身を貼り付け、「デプロイ」します。
  3. データベースを作る: 「ストレージとデータベース」→「D1」→「データベースを作成」(名前の例: wifi-share-db)。
  4. つなぐ: Workerの「設定」→「バインディング」→「追加」→「D1 データベース」で、変数名に DB と入れ、作ったデータベースを選んで保存します。
  5. 研究室のページを作る: https://wifi-share.(あなたのサブドメイン).workers.dev を開き、研究室の名前を入れて「作る」。「共有リンクをコピー」でメンバーに送ります。自分も記録の画面に貼り付けます。

共有リンクを知っている人は誰でも見られ、参加できます。研究室の中だけで共有してください。

過去の接続履歴

インストールした時点で、それより前の数週間〜数か月分の滞在時間が自動で取り込まれます。

Windowsは「Wi-Fiに接続した・切断した」「スリープした・復帰した」をイベントログに残しています。これを読んで、インストール前の滞在時間を推定します。

  • さかのぼれる期間: PCによります。ログは古いものから消えていくので、早くインストールするほど多く残ります。
  • 表示: 斜線の帯になり、マウスを乗せると「イベントログから推定」と出ます。集計には含まれます。
  • 精度: 切断やスリープの記録が欠けていると長めに出ます。1回の連続接続は最大16時間で打ち切ります。
  • もう一度取り込む: C:\Users\(ユーザー名)\WifiLog\import-history.bat をダブルクリックします。何度実行しても二重にはなりません。

更新・PCの引っ越し

更新は新しい install.bat を実行するだけ、引っ越しは wifi_log.csv を1つ持っていくだけです。

新しいバージョンに更新する

新しいzipを展開して install.bat を実行します。記録、研究室のWi-Fiの設定、共有の設定はそのまま引き継がれます。共有ページを用意した人は、Workerの「コードを編集」で中身を新しい worker.js に貼り替えて「デプロイ」します(データは残ります)。

新しいPCに引っ越す

  1. 古いPCで、エクスプローラーのアドレス欄に %USERPROFILE%\WifiLog と入力し、wifi_log.csv をUSBメモリやOneDriveにコピーします。
  2. (任意)古いPCの記録を止めるなら、同じフォルダの uninstall.bat を実行します。
  3. 新しいPCでzipを展開し、install.bat と同じフォルダに wifi_log.csv を入れます。
  4. install.bat を実行し、「以前の記録 (wifi_log.csv) を引き継ぎました」と出れば完了です。

新しいPCですでに記録を始めていた場合、インストーラは既存の記録を上書きしません。メモ帳で古い wifi_log.csv を開き、1行目(timestamp,ssid)以外をコピーして、新しいほうの末尾に貼り付けます。順番が前後しても問題ありません。

研究室のWi-Fiと共有の設定はブラウザに保存されています。新しいPCでは、記録の画面で設定し直してください(共有は同じリンクを貼り付ければ再開できます。前のPCの分は、前のPCで「共有をやめる」を押してから)。PCの故障に備えるなら、月に1回 wifi_log.csv をOneDriveなどにコピーしておくと安心です。

困ったとき

まず記録の画面の右上「最終記録」を見ます。数分前なら記録は正常に動いています。

症状原因と対処
install.bat を押しても一瞬で閉じるzipを展開せずに実行しています。「すべて展開」してから実行します。
開くと「まだ記録がありません」インストール直後なら5分待って F5。画面に「インストール用のコピー」と出たら、Ctrl + Alt + W で開き直します。
Ctrl + Alt + W で開かないほかのアプリが同じキーを使っています。スタートメニューから開くか、スタートメニューの「すべてのアプリ」で「Wi-Fi 接続ログ」を右クリック →「詳細」→「ファイルの場所を開く」→ アイコンのプロパティで「ショートカット キー」を変えます。
Chrome ではなく別のブラウザで開くChromeが見つからないときは、Windowsの既定のブラウザで開きます。Chromeを入れてから install.bat をもう一度実行すると、Chromeで開くようになります。
Wi-Fi名が空欄で、全部「Wi-Fiなし」になる位置情報がオフです。設定 → プライバシーとセキュリティ → 位置情報 で、インストール手順の2つをオンにします。
Wi-Fi名が「utwlan-w 2」のように番号付きになる位置情報がオフで、予備の方法で読んでいます。位置情報をオンにすると本来の名前に戻ります。混ざった分は研究室の設定で両方にチェックします。
最終記録が黄色で古いまま記録が止まっています。install.bat をもう一度実行すると登録し直せます(記録は消えません)。
過去の履歴が取り込まれないイベントログに残っている分しか戻せません。import-history.bat で「見つかりませんでした」なら、そのPCには履歴がありません。
「共有エラー: 共有サーバーにつながりません」ネットにつながっていないか、共有ページのアドレスが変わっています。ネットに戻れば次の更新(5分以内)で自動で送り直します。
「共有エラー: このメンバーのデータは変更できません」ブラウザのデータを消したなどで、共有の鍵が変わりました。「設定」から同じリンクで共有を始め直すと、新しいメンバーとして参加します。古い名前の行は共有サーバーの管理者に消してもらいます。
共有ページに自分が出てこない記録の画面を開いて、右上が「共有中」になっているか確認します。研究室のWi-Fiにつながった記録がない日は出ません。
画面が黒い(白くしたい)WindowsかChromeがダークモードになっています。右上の「表示: 自動」を押して「表示: ライト」にすると、この画面だけ白くなります。
「その他の接続」の一覧の文字が見えないv1.3 の不具合です。最新版の install.bat を実行して更新してください。
研究室にいたのに空白があるPCを閉じていた(スリープ)時間です。仕様どおりです。
5分ごとに黒い画面が一瞬出る通常は出ません。install.bat をもう一度実行してください。

手で確かめる

スタートメニューで「PowerShell」を開き、次の2行を実行します。

netsh wlan show interfaces
Get-ScheduledTaskInfo -TaskName WifiStayLogger

1行目で「SSID : 〜」が出ればWi-Fi名は読めています。「位置情報のアクセス許可が必要」と出たら位置情報をオンにします。2行目の LastRunTime が数分前、LastTaskResult が 0 なら記録は正常です。

アンインストール

C:\Users\(ユーザー名)\WifiLog\uninstall.bat をダブルクリックします。

共有している場合は、先に記録の画面の「設定」→「共有をやめる」で共有ページから自分のデータを消します。uninstall.bat は記録の停止、スタートメニューとデスクトップのアイコン、エクスプローラーのピン留めを外します。記録(wifi_log.csv)は残すので、不要ならWifiLogフォルダごと削除します。

インストール後のフォルダの中身

ファイル中身
wifi_log.csv記録の本体。これだけは消さないでください。
wifi_data.js画面表示用に5分ごとに作り直されるコピー。消しても次の記録で戻ります。
viewer.html記録の画面。
logger.ps1記録するプログラム。
import-history.bat / .ps1過去の接続履歴を取り込むプログラム。
uninstall.bat / .ps1アンインストール用。
icon.icoアイコン。

注意点

  • 自分の記録を人に渡さない: wifi_log.csv には、自宅のWi-Fi名や生活のリズムが残っています。
  • ダウンロード時の警告: .bat 入りのzipは、ChromeやWindowsが「あまりダウンロードされていないファイル」と警告することがあります。「保存」→「詳細情報」→「実行」で進めてかまいません。
  • 大学管理のPC: タスク スケジューラやスクリプトの実行が禁止されていることがあります。その場合は管理者に確認してください。
  • 共有はお互いの同意で: 共有ページは、参加したい人だけが自分で設定して参加するものです。誰かに参加を強制したり、勤怠の評価に使ったりするのは避けましょう。
  • 自分のためだけに使う: 自分のPCで自分の滞在を振り返るための道具です。他人のPCに入れて記録するのには使わないでください。